真冬

…大変遅くなりましたが、おめでとうございます。
画像は、本日ではなく1月13日に降雪した際に撮影したものです。悪しからず。
日脚は確実に伸びてきましたが、先日は大寒を迎え、寒さはまだまだ続きますね。
梅はそろそろほころぶ頃でしょうが、桜はまだ先です。
そして季節同様に、日本の経済状況もまさに真冬です。
日々、暗いニュースが新聞やニュースで流されていて、身の回りでも暗い話が多くて気持ちも視線も下向きになってしまう…そんな方も少なくないでしょう。
事実、私も時々そうなりそうです。
人は暗いトンネルの中にいるのが辛いのではなく、出口の明かりが見えないのが苦痛なのであるという言葉を聞いた事があります。
1日も早く明るい光が差すことを望みつつも、トンネルの出口に向かうには私達一人一人が勇気をもって一歩を踏み出すしかない…そのように考えます。
日本酒を取り巻く環境も厳しいですが、自分達の努力不足と考えて、お客様の健康で豊かなくらしに貢献出来る様に社員一同精一杯頑張ってまいりたいと思います。
本年も御代櫻をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
さて、御代櫻の蔵内でも昔から伝承される寒造りのピークを迎えて、早朝からの仕込みが続いています。
3月には次々と新酒が誕生するでしょう。
辛い真冬の仕込みに耐えた杜氏や蔵人達の努力の結晶をどうか楽しみにお待ち下さい。
春先の新酒第一弾は『御代櫻 純米吟醸無濾過生原酒20BY』というお酒です。
3月10日より出荷出来るように進めております。
きっと美味い酒になると思います。
(六代目蔵元)